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KLセントラル駅周辺

KLセントラル(KL Sentral)駅周辺は比較的新しく開発された地域です。2001年に駅が正式にオープンし、マレー鉄道の発着はこの新駅が起点になり、マレー鉄道の中央駅として長年使われてきた歴史のあるクアラルンプール駅は役目を終え、マレー鉄道網の基幹駅が交代しました。ですので、KLセントラル駅は日本で言えば、東京駅のような存在になっています。


KLセントラル駅の周辺は、西口側には高級ホテルのヒルトンとル・メリディアンが隣同士で競っています。また、東口側は路線バスの発着場やゲンティング ハイランド行き、クアラルンプールの国内線の空港行きのバスが出ていて、電車ばかりではなくバスを含めて交通の要所になっています。現在この東側は再開発中で、駅前にあった空き地全体に新築ビルを建設する工事を行っていて、歩行者やバス利用者に多大の不便が発生しています。


KLセントラル駅の構造はとてもモダンな5層の巨大な建物で、その内部では4種類の鉄道網が交差する統合駅です。4種類とは、マレー鉄道、近郊電車路線のKTM コミューター(KTM Komuter)、高架鉄道のプトラ LRT( Putra-LRTは2011年名称変更:Kelana Jaya)路線、クアラルンプール国際空港(KLIA)とを結ぶエキスプレス(ERL)鉄道です。80Kmほど離れたクアラルンプール国際空港へのエクスプレス(東京で言えば成田エクスプレスに相当)は、特急電車を利用すると28分で到着することができ、KL市街でもっとも空港へのアクセスが早いと言えます。


これらの各鉄道ラインが立体的に駅舎内で交差して、利用者の乗り換えの便を図っていますが、さらにはモノレールの始発駅が道路を挟んで近接しています。現在はこの地区に新ビルを建設する工事で、少し大回りになっていますが、新ビルは2012年に完成予定で、完成するとモノレール駅が駅ビルに間接的に繋がる事になります。


KL セントラル駅周辺は、特には観光するような場所はありませんが、駅自体が交通の要所となっていますので、これからマレーシアの各地へ鉄道を利用したり、近郊へ出かけるのには知っておくと便利です。駅内は面白いことに、掲示板のほとんどが英語とマレーシア語と日本語の3言語表示になっていて、中国系住民が利用する中国語表記がありません。



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