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マレーシアの歴史

マレーシアの成り立ちは、西暦1400年頃、スマトラ島(現在のインドネシア)を中心としたパレンバンの王族が「マラッカ王国」の建国を宣言したと言われています。それ以後は、1509年 ヨーロッパからの最初の交易船がマラッカに寄港し、繁栄を極めていた貿易港「マラッカ」がヨーロッパに知られるようになりました。


このマラッカに魅力を感じたポルトガルは、軍艦を連ねてマラッカを侵略し、1511年からは植民地時代が長く続き、ポルトガル植民地時代、オランダ植民地時代、イギリス植民地時代を経て、第二次世界大戦時には日本により占領され、大戦終了後は1963年にマレーシア連邦として成立し、1965年にシンガポールが分離独立して、現在のマレーシアになっています。


マレーシア建国以後は、経済政策として貧困の撲滅と人種構成を反映した雇用を目標とする、新経済政策( New Economic Plan)を掲げて、マレーシアの工業化には大きく貢献しましたが、人種間の経済格差を埋めるには、それほど成果をあげませんでした。一時期は、人種間の経済格差に不満を抱いたマレー系住民は、若年層を中心にイスラム回帰運動を展開して、社会情勢は混沌としましたが、東南アジアの近隣諸国のような独裁政権や、国内紛争といった深刻な問題は発生しませんでした。


1981年以後、マハティールが首相に就任し、日本や他のアジア諸国の成功に目を向けようとする"ルック・イースト政策"を打ち出し、1988年以降は高い経済成長率を維持し、東南アジアの中でも先進的な地位を築きました。その後、数度の通貨危機がありましたが、自国で石油産出ができる為、独自の通貨政策を取り、何とか切り抜けて現在に至っています。

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