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グルメ
マレーシアは多民族国家、マレー系、チャイニーズ系、インド系が混ざりあった独特の料理があり、ローカル料理といっても三者三様です。マレー系の代表する料理として、お米をココナッツ ミルクで炊いたナシレマ、ターメリックなどの香辛料が効いたラクサ。チャイニーズ系料理は、お米をチキンスープで炊いたチキンライスの各種。豚の骨付きバラ肉を漢方薬で煮込んだ肉骨茶は、本土の中国にはない料理で、過酷な労働に耐えるため編み出されたスタミナ料理です。
インド料理の代表は、ココナッツミルクの濃厚な味がおいしいピリ辛カレー、クリーミーなヨーグルトをベースにした料理と、ふわふわと柔らかいナンなど、また、鶏肉や羊肉が乗ったスパイシーなサフランライスといった、インド系ムスリム料理を味わうこともでき、飲み物はテ・タリ（泡立ったクリーミーなミルクティー）が良く合います。
おやつ感覚で食べるロティチャナイは、小麦粉を薄く伸ばして幾重にも畳んで焼き上げたもので、これをカレーに浸けて食べます。 空気の層ができて外はサクサク、中はモチッとした口あたりはカレーとの相性が良いですし、目の前で生地をたたいては伸ばし、手でクルクル廻しながら焼くパフォーマンスも必見です。
これらの料理を体験するには、繁華街のブキット ビンタンにある、ジャラン アロー（JALAN ALOR /アロー通り）の屋台街や、プトラ (PUTRA LRT)南北線を利用してパサール・セニ駅周辺のチャイナタウンは、時間を問わず多くの屋台が出ていて、テーブルとイスがあり食べることができ、隣駅のマスジッド・ジャメ駅近くにはインド人街があり、インド料理を楽しむことも出来ます。